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12月25日八坂神社本殿国宝指定及び摂社末社・建造物26棟重文指定について
12月23日付の官報にて本殿が国宝指定及び摂社末社・建造物26棟が重要文化財として正式に告示されました。
現在の本殿は正保3年(1646)の火災により焼失後、承応3年(1654)4代将軍徳川家綱により建立され、幕府の直轄事業最後とされています。
特殊な建築様式を有する本殿は、焼失と再建を幾度も経験していますが様式は大きく変えず、平安時代における建築の空間構成をいまに伝えており、中世の信仰儀礼と建物の関係を如実に示し、建築史において非常に高い価値が認められました。また長きに亘り祇園祭の担い手である氏子地域によって保存・継承されてきたことから、文化史的意義も認められました。